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隠ぺいされた障害

間が空きましたが、相貌失認により人の顔を憶えられないことにより、学校生活で苦労がたえない話の続きを書くことにします。

さて、なんとか無事に高校受験に受かり、新たに高校生活がはじまるわけですが、ここで再び顔をなかなか憶えられないことによる苦労がはじまることになります。

一学年だけで800人近くの生徒数が在籍する高校でしたので、年度初めのオリエンテーションの時は、体育館内で自分のクラスの場所をさがすだけでも大変でした。

それよりも、困ってしまったのが部活動の選択です。私には「高校では美術部に入る」という希望がありましたが、中学生時代と同じく、「学校内で先輩とすれちがっても気付くことができない」という失態を繰り返すのは目にみえていました。

それでも勇気を出して美術部に入るべきか、あるいは活動日数の少ない他の文科系クラブにはいるべきか、二週間ほど悩みました。

私の入った高校は進学校だったのですが、当時は部活動にはいることが必須だったのです。

そんな時、新設部ができるかもしれないという話が浮上してきました。

それは私にとって、まさに救いの手が差し伸べられたようなもので、美術部よりも、先輩・後輩の人間関係の無い新設の部活動に入り、相貌失認によるトラブルを未然に防ぐことが、高校生活をストレスなく送るためには大切だと判断しました。

いくつか新設部の候補が上がり、最終的には、弓道部、パソコン部(情報処理部)に絞られ、私はパソコン部が良いと思い、さっそく両親に「パソコン部に入ることにしたよ」と伝えました。

ところが、「入部希望者が余りにも多いので数学のテストを行い選抜を行う」という事や、パソコンが一台80万円(1985年当時)もするので月々の部費が他の部の約10倍ほどかかるなど、簡単には入部できそうにないことがじょじょに分かってきて私は途方に暮れてしまいました。
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プロフィール

ナート

Author:ナート
☆訪問ありがとうございます☆
                              *成人するまでの成長過程では場面緘黙症をはじめとするさまざまな心身の不調に悩まされました。
社会人となるころには場面緘黙症は克服できたと思えたのですが、仕事上のストレスからうつ病となり、それが現在にいたるまで続いています(二次障害としてのうつ病)。

40代となった今でも対人関係は苦手です。家族ともあまりうまく話せないという現実があります。それでも以前に比べれば随分進歩したようです。

転職を繰り返し、ようやく「自分にとっては天職かもしれない」と思える仕事・職場に巡り合えました。パートタイムの仕事ですが、確定診断後から約5年半続いています。ありがたいことです。


*高機能自閉症
(H.22.7月に確定診断)

*埼玉県在住

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