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「就職したくない」と涙ながらに訴えたあの日(2)

最後の春休みも、あと一週間ほどになった頃、私はついに恐怖にも近い不安感に耐えきれなくなり、両親の前で「就職先を選ぶのを間違えた」「できることならもう一度やり直したい」と不安を打ち明けた。

両親は困惑といら立ちをあらわにして、「今さらなにを言うのか」「自分できめた会社でしょう?」「だれでも最初は不安なもの。それを乗り越えられなくてどうするのか」と、予想していたとおりの言葉を返してきた。

私は、専門学校で栄養士の資格を取ったが、自分には向いていない事、専門学校の教師からも(性格上の問題を)心配されていたことなどを打ち明け、就職を取りやめたいと訴えた。

感情が高ぶり涙がとめどなく流れ、その日はあまりにも疲れたので、一日中床に伏せっていた記憶がある。

・・・厳しい態度をしめしていた両親も、私の様子を見て不憫に思ったのであろうか?あくる日、母から思いもかけない言葉をかけられた。

「お父さんと相談したんだけれど、あんたが結婚するまでの間、面倒をみるだけのお金はあるから、就職しないで家にいてもいいわよ」
「家事の手伝いをしながら、習い事でもしなさいよ」
「お母さんもあなたの取り乱した様子をみて考え直したわ。勤めるのはまだ早いって」

(私)「???・・・・」「本当に家にいてもいいの?」

私は、両親のやさしい心づかいを嬉しく感じたが、もやもやとしたものが心にひっかかるのを感じていた。

(つづく)

テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

ナート

Author:ナート
☆訪問ありがとうございます☆
                              *成人するまでの成長過程では場面緘黙症をはじめとするさまざまな心身の不調に悩まされました。
社会人となるころには場面緘黙症は克服できたと思えたのですが、仕事上のストレスからうつ病となり、それが現在にいたるまで続いています(二次障害としてのうつ病)。

40代となった今でも対人関係は苦手です。家族ともあまりうまく話せないという現実があります。それでも以前に比べれば随分進歩したようです。

転職を繰り返し、ようやく「自分にとっては天職かもしれない」と思える仕事・職場に巡り合えました。パートタイムの仕事ですが、確定診断後から約5年半続いています。ありがたいことです。


*高機能自閉症
(H.22.7月に確定診断)

*埼玉県在住

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